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IF ONLY FOR A SECOND

IF ONLY FOR A SECOND

Mimi Foundation  MOVE

 

ガンと闘い、自分の死に直面しつづけざるを得ない20人のガン患者達に、「おもしろメイクアップ」を施すというプロジェクト「IF ONLY FOR A SECOND」をご紹介します。

フランスのがん患者サポート団体であるミミ財団のキャンペーンです。

 

ここに出演している方達はみんな、死と隣り合わせで生きなければならないことに恐怖を感じています。

この日、彼女達は「普通のメイクをするだけ」という理由で、スタジオに集められます。

 

メイク中は目を閉じるように指示され、ヘアメイクがどんどん施されていきます。

とても華やかなメイクを施され、彼女達はみるみるうちに変身していくのです。

鏡はマジックミラーになっていて、その向こう側にはプロカメラマンがスタンバイしています。

彼女達が目をあけた瞬間の、驚きや笑顔を浮かべる彼女達の表情は、ガンの痛みや恐怖を忘れているのです。

 

プロカメラマンの遺影写真

 

「If only for a second(たった1秒だけでも)」

常に大きな不安や悩みを抱えるガン患者が目を開け、別人になった自分を見て驚き、

『病気のことが頭から完全に消えた瞬間』をマジックミラーの後ろ側からプロカメラマンが捉えているのです。

 

 

ガン患者のプロカメラマン

 

 

ガンを想起させてしまう顔色、皺、頭髪。そういったものを全て払拭するため、

『姿かたちを、もう一度生まれ変わらせる』

『たった一秒だけでもいいから、ガンの苦しみを解放できたら』

これらは、メイクアップアーティストやカメラマン的な発想だと思います。

 

 

プロカメラマンの写真

 

撮影された作品は後日写真集として発売され、写真展も開催されたようです。

僕はたまたまインターネットで知りましたが、ガン患者やその家族の心からの笑顔を引き出すことに成功した、素晴らしいプロジュクトだと感じました。

遺影写真や終活とは、少し違った見方をしなければいけませんが、

それぞれの人が死と向き合い生と向き合うことは同じだと思いましたので、ここで紹介させて頂きました。